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ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版]
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー
ヤバい経済学 [増補改訂版]
定価: ¥ 2,100
販売価格: ¥ 2,100
人気ランキング: 1467位
おすすめ度:
発売日: 2007-04-27
発売元: 東洋経済新報社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

独特な視点が面白い
中絶の合法化が犯罪率を激減させた、相撲の八百長をデータで証明するなど、経済学と聞いてイメージする内容とは程遠い、
身近なテーマを経済学・統計学的手法で分析している。著者の独特な視点がとても面白い。

子供につける名前の、白人・黒人での違いや親の教育水準による違いなどを分析した章は非常に興味深かったが、
アメリカ人の例なので名前のニュアンスがわからず、やや消化不良ぎみ。
だがなんとなく日本語の名前に置き換えながら読むと、名前をつける傾向の違いは、日本でもあるのではと想像できる。
呉智英氏の「読めない名前の学生が多い学校は偏差値が低い」という発言を思い出した。

他にもヤクの売人はどうしてママと同居しているのかなど好奇心をそそる話が満載だ。
しかし本書から得られるのは、それぞれの説が正しいか間違っているかということより、
身近な疑問を解いていく手法・考え方にこそあると思う。

独特の視点を持った論理展開
アメリカの犯罪の減少の原因や
不動産仲介業者、麻薬組織の話など
およそ典型的な経済学からすると
考えられないテーマを扱っている。

しかも、視点が独特で、
もはや「経済学」の範疇を超えている気がします。
独特の視点から論理展開をされていて、
妙に納得させられますが、
筆者自身認めているように、
本書に書かれていることが真実かどうかは別問題でしょう。

興味を持って読めますが、学ぶべきところは
「独特な視点を持つこと」の一言につきると思います。

分析思考の人にはたまらない!
いや?、刺激的でとっても面白かったです。

"必要なのはただ、ものの見方を変えることなのだ"
「はいはい、その通りですね、よく知ってますよ。また似たような話だろう」
なんて思ってましたが、全然、違いました。
レヴィットは、本当に(!)ものの見方が違ってます。

そのタイトルから「また金儲けの話かよ」と軽薄な印象を受けて、ちょっと敬遠していたのですが、バカでした。もったいなかったです。
タイトルが悪いんじゃないですかね。でも確かに、ヤバい話ですね?。真実はヤバイということでしょうか、、、。


「あなたがシカゴの学校教師で、ある日突然オフィスに呼ばれ、
 こう言われる。
 ”えへん、そこの分厚い眼鏡をかけた痩せた男の組んだアルゴリズムが、
  君は嘘つきであることを発見した”」

なんてことが、ホントの話なのだから、ちょっと信じられないでしょ。
ものの見方を変えると、そんなアルゴリズムができてしまう、ということなのです。


「テロリストを捕まえることができる道具を造りたいんだ。
 いいデータがあれば、間違いなく答えは見つかると思うんだ」

どこが経済学の話なんだよ、と突っ込みを入れたくなりますが、
レヴィットなら本当にできてしまいそうです。

とにかく「データの山から、これまで誰も発見しなかった話を見つけ出す」が、
まさに文字通りピッタリで、分析思考の人にはたまらなく、シビれますね。
物事の中の相関関係を見つけ、そこに潜む因果を見極める醍醐味を味わえます。


それとインチキをする人の心理描写がとても巧みで、ギクッとしますね。どうせ誰もわからないだろう、みんなしていることだ、と気にもとめずに行った不正が、レヴィットには暴かれてしまうのでは、、、


最後に、「増補改訂」部分については、ちょっと期待はずれ。初版を持ってる人が、あえて増補改訂版を買うべきかは「?」ですね。
また、『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』の抜粋も、各章の前に載せてあった方がインパクトがあってよかったですね。オマケに全部掲載されてはいますが、読み流してしまいそうで、ちょっと勿体ないかな、という気がしますね。

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