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キリストのヨーガ―解脱の真理 完結編 (スピリチュアルシリーズ)

キリストのヨーガ―解脱の真理 完結編 (スピリチュアルシリーズ)
M・マクドナルド・ベイン
キリストのヨーガ―解脱の真理 完結編 (スピリチュアルシリーズ)
定価: ¥ 3,360
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人気ランキング: 121134位
おすすめ度:
発売日: 1994-08
発売元: 出帆新社
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愛についての教え
『解脱の真理』の続編にあたる本書は、23年の月日を経て邦訳されたこともあって、非常に読みやすい訳になっている。『解脱の真理』のあらすじも添えられているので、この本から読み始めることも可能である(ただ、できれば続けて読んだ方がいいに越したことはないが…)。心理療法家スコット・ペックの『愛と心理療法』の後半部では、霊的な次元での「愛」について何とか語ろうという努力がなされていたわけだが、ここでは「愛」の本質から教えが語られている。この違いをできれば体感していただきたいと思う。

 付け加えるべきことは何もないので、目についたところから少し文章を引いて、紹介の替わりとさせていただこう。
 「愛は買うことも売ることもできない。愛は時間を超越する。時間に属するもののみが買うことも売ることもできるのである。それがわれわれの葛藤、われわれの苦悩が増える原因である。心が問題を造り、その問題を心が解決しようとする。しかし、それは不可能だ。なぜなら、そこには愛がないからである。心がもはや問題を解決する必要がなくなった時、そこに愛は実存している。そして、愛のみが問題を解決し得るのである。」(p.189-190)

目から鱗が落ちる、既成概念を突き崩す本。
この本の前編である「解脱の真理」と共に、読み進めるにつれて心が洗われる
ような本です。特にこの本の方が、より純度が高いように感じます。ただ、万
人向けではなく、かなり難解ではあります。

「希望」、「不安」、「祈り」、「創造」、「思考」、「記憶」、「死」といっ
たものに対するゲシ・リンポチェの言葉は、何の気なしに他人(親や世間)から
与えられてきた意味づけを鵜呑みにしてきた私の心に衝撃を与えました。まさ
に目から鱗が落ちた感じです。

しかし、和訳に関してはちょっと意訳が強過ぎる部分もあるように思います。
原文に興味のある方は、"The Yoga of the Chirist"の原文(英語)が閲覧できる
サイトを探してみるといいでしょう。

(その後考えが少し変わって、以下の部分を改訂しました)
最近では、この「キリストのヨガ」というものが、ミャンマーやタイなどに
伝わるテーラワーダ仏教の修行法であるヴィパッサナー瞑想に近いものだと
思うようになりました。以前このレビューで、チベットに古くから伝わる
「ゾクチェン」に近いと書いていたのですが、その後またいろいろと読んでみた
結果、ヴィパッサナー瞑想の方が近いというか、さらに上を行っている感じが
しました。似ている点は、あちこちへと彷徨い歩く心(マインド)の中の考え
を抑制するでもなく、反応するでもなく、あるがままに観察して行くうちに消え
ていく、という点です。しかし、今では、この本は少し観念に傾き過ぎているよう
に感じています。より実践的で、趣が違った本ですが、
「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」ウィリアム・ハート著もお勧めします。


秘教の神髄をといた本
ヒマラヤ大師のもとで著者は自分の内部を探求していく。真理を自分の中に見出していくための指標がこの本ではあたえられている。「解脱の真理(Beyond the Himalayas)」の続編に当たるこの本はとても深い味わいを持った求道者必読の書だとおもう。

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